2018/11/16 19:59

サーフェスクランクのパンテラです。


リップのついたトップウォータープラグには3つの種類があります。
1つはビッグバドのようなクランクベイトの亜種
2つ目はパイキーのようなジョイントビッグベイト。
3つ目はフラットフィッシュのようなバナナベイトと呼ばれるものです。

パンテラはバドのような部類でありながら、動きはバナナベイトを目指しました。
なぜこんなことをするのかと言いますと、バナナベイトは潜りやすいからです。
私は潜らせずに釣りたいのです。
でもバナナベイトの威力がすごいことも良く知っています。
ですからパンテラのようなものが出来上がりました。

パンテラは形にするまで時間がかかりましたが、出来上がってからはポンポン釣れました。


これは最初に釣れた魚です。

ブッシュの隙間にルアーを突っ込んで、出てくる間際にヒュッとルアーに襲いかかるバスの姿が見えて興奮しました。
トップでネチネチ攻めるのはみんながやるので魚はスレています。
でもそういう魚も止めずに引いたり、速いアクションで誘うと、たまらず食らいついてきます。


こちらは秋の長雨の最中です。

雨の弱い時間に1本釣れて、その後反応がない中黙々とキャストを続けていました。
ふと気になったブッシュの前にキャストしてクリクリと巻く。
いないかな〜と思って回収するスピードを上げようとした瞬間にガツンとヒット。
こういう釣れ方も秋の巻き物ならではですね。



この2匹の40アップは台風がすぎた翌日に強風の中でキャッチしました。
大増水して水面も風でザブザブでしたが、短時間でいい釣りができました。

1本目は普段10センチぐらいしか水がかかっていないようなところをゆっくり通したら強烈なバイトで出ました。
2本目は急に深くなる場所に絡むカバー周りを細かく丁寧に撃っていたらスッと持っていきました。
トップで釣れそうもない天気だったので余計に思い出に残っています。


こちらは11月に釣れたラッキーな魚です。
とは言ってもこの時はまだ水が温かかったですね。
でもこの釣り場では11月のトップは難しいので嬉しかったです。

どの魚も明るい時間にキャッチしています。
トップは朝早くじゃないと釣れないと思っている人は未だに沢山いるかもしれませんが、そんなことはありません。
ただ、釣り人が大勢来る釣り場では、普通のことをしているだけではダメなようです。

キャストしたら波紋が消えるまで待って、2〜3回首振りしたらちょっと待つ。
また首振りしたらちょっと待つ…。

こういう釣り方はみんながするので、魚の活性がよほど高い時でないと反応しません。
つまり「いい日」に当たらないと釣れなくなります。

トップを長くやると良くわかりますが、いい日よりも難しい日の方がはるかに多いのです。
難しい日にいかに結果を出せるかがこの釣りの面白さだと言っていいでしょう。
「釣れなくても楽しかった」なんて言う人は釣りの楽しさを忘れた人です。
魚を釣るのが最高に楽しいから釣りをするんでしょう?

みんなが釣れなくて諦めてしまうような日に、ゼロと1では全然意味が違います。
釣りの引き出しが多いほどチャンスは広がります。
いろんな釣り方を身につけてステップアップしていただけたらと思います。